awsの基礎知識とバックアップサービスについて

awsは「amazon web Services」の略で、amazonが提供しているクラウドサービスの一つです。インターネットを通してサーバーやデータベース、ソフトウェアなどのサービスが使えます。

クラウドを提供している会社は沢山ありますが、その中でもトップシェアを誇るのがawsです。そこでawsの基礎知識やバックアップについて詳しく解説します。使い始めるときの知識として役立ててください。

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awsとは?

awsとは、amazonで提供しているクラウドインフラサービスです。元々はamazonが大量の商品を管理するためのシステムで、インフラやアプリなどをクラウドサービスとして発表したのが始まりです。120以上のサービスを展開しているのが特徴となります。

awsを通して出来ることはウェブサイトの運営やビックデータの分析、IoTソリューションの構築や業務アプリの使用、AI機能の利用です。ウェブサイトの運営ではamazon EC2でインスタンスを作成し、ウェブサイトの管理をします。

amazon EC2はレンタルサーバーのように使うことが出来るサービスで、必要なものを調達して利用することが出来るのが良いところです。amazon EC2と組み合わせることでCMSのインストールやバックアップの構築、ドメインの取得が可能になります。

両方のサービスを駆使することで柔軟なサイト運営を実現しています。ビックデータの分析では社内のオンプレミスなどのデータを読み込んで、amazon S3で保存をして機能学習を実行する仕組みです。ビックデータを分析することが出来るのはamazon EMRやamazon Redshiftなどがあります。

IoTソリューションはawsのIoTサービスを使用して、企業向けの品質管理や商用向けのヘルスモニタリングを構築します。業務アプリの使用サービスは、パッチの変更やリードレプリカの作成、サーバーのスペック変更なども簡単に行なえます。

AI機能はリアルタイムのパーソナライズレコメンデーションエンジンや時系列予測サービスなどを提供しているのです。

awsのメリットや魅力

awsは通信量や通信時間に応じて料金が発生する仕組みで、使った分だけの支払いなので無駄がありません。クラウドのサービスなので初期費用も掛からずに、経済的な負担を軽減することが可能です。高いセキュリティーを持っているのも魅力で、政府や金融機関でも使われているセキュリティー機能を採用し、個人情報などをしっかりと守っています。

外部に情報が漏洩することはほとんどなく、安全面が高いのは大きなメリットです。常に最新状態に保たれているのも魅力で、世界各国で利用することが出来るような高いパフォーマンスを叶えています。安定したサービスを提供しているので、作業に不便を感じることが少なくなります。

必要だと思う機能を自由に組み合わせることが出来るのも、awsならではです。機能を追加することはもちろんのこと、停止することも出来るので自分に合ったカスタマイズが出来るように工夫されています。使ったサービスや利用時間に応じて追加料金が発生するのも特徴的です。

バックアップサービスも利用可能

awsでは、バックアップサービスの展開もしています。aws Backupを利用すればバックアップを集中管理することができ、自動化もしています。バックアップの実行だけでなく復元や検索も一元管理しています。

aws Backupでは一つのバックアッププランを作成するだけで、一元管理をすることが出来るのが嬉しいポイントです。一元化することで管理の手間が省け、運用もより簡単になるのです。

これまでに様々なサービスを駆使してバックアップをする必要もありましたが、このシステムを使えばシンプルな操作だけで運用可能です。

コンソールから作業が出来るサービスなのでスクリプトを作る必要もなく、より手軽にバックアップが取れるのです。またあらかじめ設定をしていれば、スケジュール通りに自動的にバックアップします。バックアップを自動的に行った後には、アクティビティログも保存します。

定期的にバックアップをすることが可能になるので、常に最新の状態が保たれるのです。データは基本的に暗号化されるので、情報漏洩などビジネスにおけるコンプライアンス違反も起こりにくくなります。アクセスポリシーやリソースベースを細かく設定することができ、企業の規則に合わせて調整出来るのはaws Backupならではです。

バックアップの使い方とは

バックアップサービスを使うときには、awsのコンソールにサインアップします。そこからバックアッププランを作成して、どのようなバックアップをするのかを決めていきます。プランを作成するときには3つの方法があり、一から作成するのか、既存のバックアッププランであるJSON式にする、または既存のバックアップを採用するのか選べるのです。

作りたいバックアップの種類を選択したら、リソースを割り当てます。

割り当てると、選択したバックアップの種類に従って作業がスタートします。バックアップは全てアクログに記録されて、必要に応じてモニタリングされるので安心です。問題点が見つかったときには、その部分からやり直しをするだけです。

aws Backupのメリットとは

aws Backupの大きなメリットの一つは、手作業をしなくて済むことです。全て自動化されているのでわざわざバックアップをする必要もなく、任せるだけでバックアップがとれます。クラウドサービスだけでなくオンプレミスサーバーのリソースもバックアップをしたり、復元出来るので便利です。

バックアップが自動化されているということは、その分の人件費削減にも繋がります。バックアップをするためのスタッフの確保や作業時間の大幅な削減になるので、無駄な費用の流出がなくなります。リスク対策としてもaws Backupは有効です。

aws Backupは企業の拠点から離れた場所でバックアップを作るので、会社の情報が流出したとしてもバックアップデータは守られます。リスク対策を万全に行っているデータセンターもあり、ウイルスなどの脅威から大切なデータや情報を防衛します。

またaws Backupでは、容量が大きなデータを預けたいときには契約を変更するだけで対応してくれます。

awsを利用するときにはバックアップも同時に

クラウドなどのサービスではバックアップの実行は欠かせないものです。バックアップがあるからこそ大切な情報を守ることが出来たり、保存することも出来るのです。awsのバックアップサービスなら無制限で容量を持つこともでき、漏洩などの事故も少なくなります。

awsを使うときには積極的にバックアップサービスも使って、重要なデータを守りましょう。

参考リンク-AWS監視・運用 マネージドクラウド | CloudCREW | GMOクラウド株式会社https://managed.gmocloud.com/managed/